2010年09月11日

違約金と違約罰

 先日のブログで、違約金と損害賠償の予定について書きました(「違約金と損害賠償の予定」)。

 この中で、違約金は、損害賠償の予定と推定されるということを書きました。

 もう一度説明しますと、損害賠償の予定とは、契約違反があった場合に、実際の損害がいくらであっても、最初に決めておいた額を賠償することになるというものです。

 そして、違約金を定めた場合、損害賠償の予定と推定されるということは、違約金を損害賠償の予定としない趣旨であったことを立証できない限り、損害賠償の予定と認められてしまうということです。

 したがって、違約金を定める場合でも、実際の損害がこれより高い場合には、その分請求したいと考えれば、「前記金額を超える損害が発生している場合、その超過額を請求することを妨げない。」という条項を入れておく必要があります。

 さらに、一歩進んで、違約金を違約罰の趣旨であると明記しておけば、賠償を受ける立場にとってはさらに有利になります。

 違約罰とは、文字通り、罰として支払われるもので、損害賠償とは無関係です。

 したがって、契約違反があった場合、違約金と実際の損害額をダブルで請求できることになります。

 ただし、力関係を利用して著しく相手に不利な条項を入れるなどした場合、無効になる可能性がありますので、その点には注意が必要です。




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posted by 弁護士 吉成安友 at 00:39| Comment(0) | 契約書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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